初心者でも安心!飼いやすい小型犬5選と育て方のコツ

犬を飼ってみたいけれど、初心者でも育てられるか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
どの犬種が自分に合っているか迷うと、なかなか一歩を踏み出せないものです。
この記事では、初心者でも安心して迎えられる飼いやすい犬種と、育て方のポイントをわかりやすく紹介します。
この記事でわかること:
- 初心者向けに適した犬の特徴と選び方
- 飼いやすさで選ばれる犬種5つの魅力
- 犬を迎える前の準備や注意点
犬の飼育歴20年以上の筆者が、実体験をもとにやさしくお伝えします。
自分にぴったりの犬種を見つけて、安心して犬との暮らしをスタートしましょう。
初心者でも飼いやすい犬の特徴とは
飼いやすい犬の定義と基準

初心者には、穏やかで落ち着いた性格の犬が向いています。
指示に従いやすく、攻撃性が低ければ、家庭にもすぐなじんでくれるでしょう。
無駄吠えの少ない犬なら、集合住宅でも安心です。
さらに、被毛のケアが楽な犬種は、掃除やシャンプーの負担も軽くなります。
トリミングの頻度が少ない犬なら、時間や費用の節約にもつながります。
性格や吠え方、ケアの手間などをチェックして、自分の生活に合う犬を選びましょう。
初心者におすすめされる理由

犬を初めて飼うときは、わからないことや不安がつきものです。
しつけの仕方や接し方に迷う場面も出てくるでしょう。
そのため、理解力があり落ち着いた性格の犬種がおすすめ。
指示を覚えるのが早い犬は、問題行動も起こしにくく、家庭内のルールにも自然となじんでくれます。
また、小柄な犬なら移動や抱っこがしやすく、力に自信がない方でも扱いやすいです。
体が丈夫で病気にかかりにくい犬であれば、医療面の負担も抑えられます。
だからこそ、落ち着いていて世話のしやすい犬種が、初心者におすすめされているのです。
性格・吠えやすさ・手入れのしやすさのポイント

穏やかで人懐っこい犬は、家族ともなじみやすくなります。
初対面の人にも落ち着いて接するタイプなら、トラブルも起こりにくくなるでしょう。
また、吠える頻度もチェックしておきたいポイントです。
静かに過ごせる犬なら、近隣への配慮もしやすくなります。
手入れのしやすさもポイント。
被毛のケアが楽な犬は、日々の世話が続けやすくなります。
トリミングの回数が少ない犬なら、美容代や通う手間も軽減できますよ。
このように、性格・吠え方・手入れの手間を総合的に見ることが、初心者に合う犬を見つけるポイントになります。
初心者に人気の小型犬種まとめ
トイプードル|賢くて抜け毛が少ない

トイプードルは頭がよく、教えたことをすぐ覚える犬種です。
飼い主とのやりとりもスムーズで、初心者にも人気があります。
被毛がカールしており、抜け毛が少ないのも魅力。
掃除や服への毛の付着が気になる方にも向いています。
性格は人なつっこくて明るく、家族とのふれあいも楽しめるタイプです。
しつけや手入れのしやすさを兼ね備えたバランスの良さが、初心者に選ばれています。
チワワ|忠誠心が強く慣れやすい

チワワは世界最小クラスの犬種で、小さな体でも勇敢な面を持ち合わせています。
省スペースで飼えるため、マンション暮らしにもぴったりです。
飼い主に強くなつき、信頼関係が深まりやすいのも特長。
最初は警戒するものの、慣れると甘えん坊になる子も多くいます。
小さな体でも心はしっかり者。信頼関係を築きやすい性格が、初心者に人気です。
マルチーズ|穏やかでしつけがしやすい

マルチーズはおだやかで優しい性格の犬種です。
初めて犬を迎える方にも扱いやすく、しつけもしやすい傾向があります。
白くふわふわの被毛も人気の理由のひとつ。
ただ毛玉になりやすいため、こまめなブラッシングは必要です。
落ち着いた生活を望む方にぴったりの犬種といえるでしょう。
静かな性格としつけやすさが、初心者に選ばれています。
シー・ズー|留守番も得意な落ち着いた犬種

シー・ズーはのんびり屋さんで、ひとりの時間も楽しめる性格です。
外出が多い家庭でも、静かにお留守番ができます。
無駄吠えが少なく、集合住宅でも飼いやすいでしょう。
毛はふさふさしていますが、抜け毛は比較的少なめ。
定期的にお手入れすることで、見た目の美しさも保てます。
落ち着いた性格と留守番の得意さが、忙しい初心者にも向いています。
ヨークシャー・テリア|小柄で室内飼いに最適

ヨークシャー・テリアは体が小さく、室内での飼育に向いています。
あまり広いスペースを必要とせず、落ち着いて過ごせる性格も人気の理由。
細く長い毛はからまりやすいため、毎日のブラッシングで状態を保つことが大切です。
活発で人が大好きな性格なので、家族との時間を楽しめるタイプといえます。
小柄で省スペースでも無理なく暮らせる点が、初心者に選ばれています。
飼いやすい犬を選ぶときのチェックポイント
手入れの手間(被毛・臭い・トリミング)

毎日のケアが負担にならないかどうかは、犬を選ぶうえで大切なポイントです。
そこで注目したいのが、被毛や臭い、カットの頻度。
たとえば、抜け毛が少ない犬なら掃除の回数もぐっと減ります。
体臭が少なければ、部屋のにおい対策にもつながるでしょう。
また、毛がすぐ伸びる犬はトリミングの回数が増えがち。
忙しい人は、毛が短く整いやすい犬が向いています。
自分のライフスタイルに合わせて、手入れの負担も考えて選びましょう。
留守番のしやすさと鳴き声の頻度

留守がちな家庭では、ひとりで落ち着いて過ごせるかが大切です。
不安を感じやすい犬は、吠えたりいたずらをしてしまうことも。
一方で、静かに待てる犬なら安心して外出できます。
性格や慣れ具合によっては、しつけでカバーできるケースも多いです。
また、鳴き声の頻度にも注目したいところ。
よく吠える犬はトラブルの原因になりやすく、環境を選びます。
留守番と鳴き声の特徴を見て選べば、自分に合う犬が選びやすくなります。
しつけやすさと活動量のバランス

初めての飼育では、言うことを覚えやすいかどうかが大きなポイント。
素直で覚えが早い犬なら、ルールも自然と身につきやすくなります。
逆に、しつけに時間がかかると、お互いにストレスがたまりがち。
集中力や覚えの早さなど犬の個性を事前に知っておくと、対応しやすくなります。
また、活動量の違いにも注目しておきたいところ。
活発な犬は、毎日の散歩や運動をたっぷり確保する必要があります。
反対に、落ち着いた性格で体力が控えめな犬なら、室内中心の暮らしにもなじみやすいです。
性格や運動量のバランスを見ながら、無理のない関係を築ける犬を選びましょう。
初心者が注意したい犬の育て方
子犬期の社会化の重要性

犬の性格や行動は、子犬の頃にどんな体験をしたかで変わってきます。
はじめて見る人や音、においへの反応も、この時期の経験に大きく左右されます。
とくに生後3週〜3ヶ月ごろは、周囲に慣れる練習がしやすい時期。
この間にいろいろな刺激にふれておくと、物怖じしにくく落ち着いた性格に育ちやすくなります。
掃除機やテレビの音に慣れさせたり、抱っこで外の景色を見せたりするのが効果的です。
いきなりたくさんの刺激を与えるのではなく、ゆっくり段階的にふれさせることがポイント。
子犬のうちに周囲の環境に慣れさせることで、安心して暮らせる犬に育てやすくなります。
ほめて育てるしつけのコツ

しつけでは、「だめ」と叱るよりも「できたね」と伝えるほうが効果的です。
犬は、行動した直後の言葉で学んでいきます。
失敗を繰り返し叱ると、不安になってしまうことも。
反対に、良い行動をすぐにほめると覚えやすくなります。
言葉は短く統一するのがおすすめ。
たとえば「おすわり」「まて」など、いつも同じ言葉で伝えると理解しやすくなります。
おたがいが楽しく過ごすためにも、ポジティブな声かけを心がけてみてください。
しつけは叱るよりもほめるを意識することで、信頼関係が深まりやすくなります。
散歩・遊び・コミュニケーションの習慣

散歩や遊びは、運動と気分転換になります。
元気な犬ほど、体を動かすことで落ち着いた状態を保ちやすくなります。
ただ歩くだけでなく、ボールで遊びやにおい探しなど、変化をつけるのも効果的。
五感を使った遊びは、犬にとっても良い刺激になります。
また、日常的に話しかけたり、体をなでたりすることも大切です。
少しのふれあいでも信頼関係が深まりやすくなります。
長時間でなくても問題ありません。
毎日少しでもふれあう時間を持つことで、犬は安心し信頼も深まっていきます。
飼う前に確認したい生活環境と準備
犬に適した住環境とは?

犬を迎える前に、まずは自分の暮らしに合った環境かどうかを見直しておきたいところ。
大きな声でよく吠える犬は、集合住宅ではトラブルの原因になりやすいでしょう。
また、必要なスペースも犬種によって異なります。
走り回れる広さが必要な犬種もいれば、室内だけで満足できるタイプもいます。
フローリングのように滑りやすい床は、犬の足腰に負担がかかりがち。
滑り止めマットを敷いたり、段差を減らしたりする工夫が必要です。
ケガの予防になります。
においや抜け毛など、家族と事前に話し合っておくと安心です。
こうした住環境の工夫と配慮が、犬との暮らしを快適にしてくれます。
もしものときの備えと対策

病気や災害、入院など、予想できないことが起こる可能性は誰にでもあります。
そんなときのために、日頃から準備しておくのが大切です。
近くのペットホテルや一時預かり先を探しておくと、急な外出でも安心できます。
信頼できる家族や友人に預け先をお願いしておくのもひとつの方法です。
また、災害時に備えて避難グッズを準備しておくと安心です。
普段食べているフードや飲み水、リードやトイレ用品などは最低限そろえておきましょう。
突然のトラブルにも慌てないために、事前の備えが飼い主としての安心につながります。
一人暮らし・共働き家庭での飼育注意点

一人暮らしや共働きの家庭では、犬と過ごせる時間がどうしても限られがちです。
そのため、留守番が得意な犬種や、ひとりの時間を苦にしない性格かどうかが大きなポイントになります。
生活リズムに合わせて、散歩や遊びの時間をしっかり確保する工夫も必要です。
タイマー式の自動給餌器や見守りカメラを使うことで、不在中の不安も軽減できます。
帰宅後はなるべくふれあいの時間をとるようにしましょう。
短い時間でも目を見て話しかけたり、体をなでたりするだけで信頼関係は深まっていきます。
限られた時間でもしっかり向き合えば、犬との絆はしっかり築いていけます。
まとめ
今回は、初心者でも飼いやすい犬種とその選び方について解説しました。
まとめると、以下の6点がポイントです。
- 穏やかな性格でしつけしやすい犬種
- 無駄吠えが少なく落ち着いた性格
- 被毛のケアや臭いの負担が少ないこと
- 留守番ができる犬種を選ぶ
- しつけは叱るよりほめる姿勢が基本
- ライフスタイルや住環境に合う犬を選ぶこと
相性の良い犬と出会えると、犬との生活はもっと楽しくなります。
さあ、あなたに合った犬と幸せな毎日を始めてみませんか?